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三重交通神都線跡を歩く 3

 前回の再考から、もう一度宇治山田駅から河崎方面へ神都線跡を歩く事にしました。

国土地理院に残された航空写真では、国道とは少し離れた場所に線路跡らしきものが見えます。さらに勢田川には鉄橋跡らしきものも見えます。

場所的には符合するところが多いので、神都線はここを走っていたと思われます。

鉄橋の橋脚は残っていませんが、今の「錦水橋」は1983年に架け替えられているので、その時に撤去されたのかも知れません。

錦水橋を渡ると広い歩道が続きます。たまたま居た70代の男性に話を聞くと、間違いなくここを走っていたそうです。

航空写真を見ても分かりますが、「古市口駅」は道をはさんで「墓地」の反対側にあったと思われます。

今はお寺のある辺りが「河崎駅」方面に向かう分岐でしょうか、しかし今となっては住宅街が立ち並び進むことはできません。

仕方なく「錦水橋」まで引き返し、勢田川沿いの堤防道路を下流に向かって歩いて線路跡を探しますが、道路が入り組んでいてわかりませんでした。しかしJRの架道橋で神都線の跡らしきものを見つける事が出来ました。

架道橋から先へは進めないようなので、また堤防道路を歩いて河崎方面に向かいます。

少し道に迷ってしまいましたが、ドラッグ・ストアの横の道に出ました。おそらくこの辺りに「河崎駅」があったと思われます。今は三重交通の「河崎町東」バス停がある辺りです。この辺りも昔に比べて随分景色が変わっていて、最初はどこに来たのかわからないくらいでした。

交差点を渡ると真っすぐな道が続いており、ここで間違いないと確信しました。

道を進んで行くと、緩やかなカーブになり「二軒茶屋駅」に向かう直線が続いているのがよくわかりました。

ここで今回の調査は終了となります。

帰りは勢田川沿いから「河崎」の町を歩いて帰りました。土曜日で天気も良かった事から、観光客の方も多かったように思います。「つたや」さんも盛況なようで、暖簾も新しくなっていました。頑張って営業を続けていただきたいと思います

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