今回は二見町にある「音無山」(おとなしやま)を散策することにしました。
駐車場に車を停め最短距離で頂上を目指すため、きつい石段を登っていきます。
息を切らしながら登っていくと、やがて山頂付近に到着しました。ここには三角点がありました。
そして近くにはロープウェイの跡があります。
ロープウェイがあったという事は知っていましたが、こちらも戦時供出で80年前に無くなっています。もはや当時の姿を知っている人すらほとんど居ないでしょう。看板にある当時の写真から想像すると、とても景色が良かったに違いありません。
そのまま山道を進んでいくと「音成神社」があり、すぐ近くには東屋もありました。ここからは日の出を遥拝でき、富士山も観ることが出来るそうですが、残念ながらこの日は富士山を見ることはできませんでした。
今度はもっと天気のいい日に来たいと思います。
帰りは別の方向から山を降りていきます。
こちらの道の方が坂がやや緩やかで街灯も立っています。そしてところどころで木々の間から二見の浜が見渡せます。ロープウエイに乗った人達はきっとこんな景色を見ていたのでしょう。
やがて鉄の吊り橋があらわれ、その先に東屋とトイレがあります。
この鉄の吊り橋はロープウェイの跡を跨ぐようににかけられたのでしょう。
トイレを済ませて舗装された緩やかな道を下っていきます。ここは桜の木がたくさん植えられていて、桜が咲くころにはライトアップもされてとてもきれいです。
音無山を下りそのまま寄り道をして夫婦岩を拝んで帰りました。
興玉神社と夫婦岩、そして音無山ロープウェイ。かつての二見浦は今にもまして「一大観光地」であったのでしょう。
寅寅寅