夫婦岩で有名な二見町。JR二見浦駅を降りて夫婦岩へ向かう参道は今も古い旅館が残っており、かつてはたくさんの修学旅行生で賑わっていました。
また伊勢神宮に行く際には、二見浦で「みそぎ」を済ませてからお詣りするのが正式な参拝方法だと言われています。
表参道を歩くと、昔から営業を続けているお店もあります。
かつてはこの表参道を、馬車が走っていたのを覚えています。
そして有名なお餅やさんも近くにあります。
コロナ禍で大変な状況ですが、お店が続いているのを見るとほっとした気持ちになります。
参道をさらに進んで行くと、古い旅館が所々に残っています。近くのお店で昼食をいただきました。
さらに進んで行くとやや道は狭くなり、松並木が見えてきます。
そしてその並木通りに、大正天皇も療養の為に滞在したという「賓日館」があります。明治20年に貴賓の宿泊施設として建てられ、戦火を逃れ今もなお残っています。
現在はNPOの方たちの手によって、資料館として保存運営されています。
そして二見興玉神社一の鳥居へと着きました。
猿田彦の使いとして、蛙がいたるところにあしらわれています。
そしてこの日とても幸運だったのは、夫婦岩(立石)の間からかすかに雪を被った富士山の姿が見えた事です。
そしてアマノウズメノミコトが祀られている天の岩屋と、サルタヒコノオオカミが祀られている二見興玉神社をお詣りしました。
今回夫婦岩参道を歩いてみて、昔のような賑わいは無くなっていましたが、営業を続けているお店があるのを見てほっとした気持ちになりました。そして嬉しく思ったのは、町の再生に向けて新しい取り組みも始まったようだ、という情報があった事。後継者の不足や様々な問題もあるでしょうが、人の流れが戻れば、また町にも活気が戻って来るのだろうと思います。
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