正式には「伊勢麺類飲食業組合」と言うそうですが、伊勢市内の個人の飲食店の経営者で作る組合です。
解散する理由としては、経営者の高齢化と後継者不足があげられていました。
ブログで時折伊勢うどんのお店をご紹介させて頂いておりますが、どのお店の経営者の方もかなりのご高齢になられています。お店を継ぐ人がいないとなると、おそらくどのお店もあと10年、15年後くらいにはお店を閉めなければならなくなりそうです。
「伊勢うどん」というものは無くならないでしょうが、そのお店が持つ伝統的な作り方やお店の「味」というものは途絶えてしまうのかも知れません。それは何より「人」が作り出すものだからです。人がいなくなってしまえば伝統もそこで途絶えてしまいます。
お店を継ぐ人がいなくてお店を閉めざるおえないとしても、お店の味を受け継いでいく事はできるのではないかと思います。それももうあまり時間は残されていません。喫緊の課題だと思います。
伊勢神宮が2000年もの間続いてきて、今もなお栄えているのは伝統を受け継いで来たからにほかなりません。
伊勢には元々そういった「下地」があると思います。すべては無理だとしても、良いものは残していこうという気持ちが必要だと思います。
それともいつかは自分たちも、全て機械やコンピューターに取って代わられる時代が来るのでしょうか。
そんな日が来ないことを祈るばかりです。
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