伊勢信仰が全国に広がったのは、御師の働きによる事が大きかったと言います。
NHKのブラタモリでも紹介されましたが、御師丸岡宗大夫邸は現存する最後の御師の屋敷です。
国の登録有形文化財になっていますが、老朽化が進んでいると言われています。唯一残っている御師の屋敷だけに、いち早い対策工事が望まれます。
御師は伊勢信仰を広めるだけでなく、経済的にも神宮を長い間支えてきて、さらに町の人たちのリーダーでもありました。しかし大きな力を持った御師達に対して明治政府は活動を禁止し、そして御師達は消えていきました。
人々が長い旅をしてでもひたすら伊勢を目指したのも、御師がいたからに他なりません。
丸岡宗大夫邸のすぐ近くに「高柳商店街」があります。
伊勢の方なら「高柳」と言えば「夜店」を思い出すでしょう。今年はコロナの感染爆発があり、残念ながら中止となりましたが、またいつか以前のように開催できる日が来ることを願っております。
久しぶりに商店街を歩きましたが、人通りもほとんどなく閉まっているお店も多く寂しく感じました。
「今社」と「清川稲荷」にお詣りし
引き返します。
2018年の火事の跡は、更地のままになっていました。
夜店を見に行ったあとは、玩具を買ってもらうのがとても楽しみでした。
またいつか、町に元気が戻ることを切に願うばかりです。
丸岡宗大夫邸跡
https://goo.gl/maps/Hi2cCGSkdbtc45Vb7
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